末端冷え症は、手や足などの末端部分への血流が巡りにくくなり、それによって手足が冷たくなる症状を言います。

体は寒さを感じると、生命維持に重要な役割を持つ内臓や神経が集中している、体の中心部分を温める必要性が高まります。
そのため、熱を少しでも逃がさないように、末端部の血管から徐々に収縮が起こります。
このような体の防衛機能によって、手や足などの末端の細い血管への血流が悪くなると、手や足だけが極端に冷たくなる末端冷え症が生じる事になります。




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末端冷え性の原因

 

末端冷え性は、手や足など、体の末端部分へ流れる血流が少なくなり、それによって手や足などが極端に冷たくなる状態を言います。

 

これは、体が冷えた時などに起こる防御反応で、体の中心にある各器官の機能を維持するために、血液を体の中心へ集めようとする働きによって生じるものです。

 

また、少しでも放熱を防ぐために、全身の血管が収縮し、血流が低下します。

 

それにより、手や足などの末端の小さな血管は、血流が著しく低下し、血の巡りが滞る状態になります。

 

局所的に極端な冷えを感じる末端冷え性は、このようにして起こります。

 

また、運動不足などから筋肉が衰えると、血液を送り出すポンプの役割も低下しますので、ますます血行不良が起こりやすく、末端冷え性になりやすくなります。

体は寒さを感じると、交感神経が優位に働き、手や足などの末端の血管を収縮させて、血液を体の中心に集めようとします。
このような体の防御反応によって、体の中心に血液が集められると、心臓から遠く離れている手足の血流が少なくなり、末端冷え症が生じやすくなります。
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