末端冷え性の原因
末端冷え性は、手や足など、体の末端部分へ流れる血流が少なくなり、それによって手や足などが極端に冷たくなる状態を言います。
これは、体が冷えた時などに起こる防御反応で、体の中心にある各器官の機能を維持するために、血液を体の中心へ集めようとする働きによって生じるものです。
また、少しでも放熱を防ぐために、全身の血管が収縮し、血流が低下します。
それにより、手や足などの末端の小さな血管は、血流が著しく低下し、血の巡りが滞る状態になります。
局所的に極端な冷えを感じる末端冷え性は、このようにして起こります。
また、運動不足などから筋肉が衰えると、血液を送り出すポンプの役割も低下しますので、ますます血行不良が起こりやすく、末端冷え性になりやすくなります。