体温と末端冷え性について
体温は個人によっても差はありますが、一般的にはお腹は脇の下よりも約2℃体温が低いと言われています。
また、心臓から最も遠い足はさらに温度が低くなり、30~32℃になると言われています。
これが30℃を下回ると、冷えを感じるようになります。
このように、心臓から遠い部位になるほど、体温は低くなっていきます。
末端冷え性によって指先や足先が冷えると、交感神経が優位に保たれるため、夜になっても寝つきにくくなったり、熟睡できなくなる場合があります。
また、このような体の末端が冷えると、体の血の巡りが悪くなるため、肩こりや腰痛、むくみなどが起こりやすくなります。
一般的に、体温が1℃下がると免疫力は約40%低下すると言われています。
そのため、風邪をひきやすくなるなど、病気への抵抗力も衰えていきます。
このような血行不良は、単なる体の冷えからだけでなく、精神的なストレスや不規則な生活習慣などから、自律神経が乱される事で生じる場合もあります。
そのため、冷え性の改善には、体を温かく保つ他にも、規則正しい生活習慣やバランスの取れた食事、ストレスを溜めすぎない事なども、大切だと考えられています。