末端冷え症は、手や足などの末端部分への血流が巡りにくくなり、それによって手足が冷たくなる症状を言います。

体は寒さを感じると、生命維持に重要な役割を持つ内臓や神経が集中している、体の中心部分を温める必要性が高まります。
そのため、熱を少しでも逃がさないように、末端部の血管から徐々に収縮が起こります。
このような体の防衛機能によって、手や足などの末端の細い血管への血流が悪くなると、手や足だけが極端に冷たくなる末端冷え症が生じる事になります。




足の指先をポカポカ温めるフットケアジェル

末端冷え性の対策

 

すぐに冷たくなる手や足を温めるには、お湯やストーブなどで冷えた箇所を温める事も有効です。

 

しかし、一時的には温もりますが、またしばらくすると冷たくなってしまいます。

 

それは、体の中心(体の芯)が冷えていると、体の防御反応である体温を保持しようとする働きが起こり、血管の収縮や血液を体の中心へと集めようとするため、どうしても手や足の末端が冷えやすくなります。

 

そのため、体の中心(体の芯)を温める事が、末端冷え性の対策には、極めて重要になります。

 

特にお腹が冷えると、体が内臓機能を維持しようとして、交感神経が優位に働き、血液を体の中心に集めようとする働きが活発になり、末端への血流が低下してしまいます。

 

そのため、末端冷え性の対策には、体の中心のお腹を温めるための、食べ物や飲み物、衣類や暖房器具を使用するように心がける事が、最も有効な方法だと言われています。

 

また、血液を送り出すポンプの役割を持つ筋肉を付ける事や、ストレッチやマッサージをして筋肉をほぐす事も、血行促進には有効だと言われています。

体は寒さを感じると、交感神経が優位に働き、手や足などの末端の血管を収縮させて、血液を体の中心に集めようとします。
このような体の防御反応によって、体の中心に血液が集められると、心臓から遠く離れている手足の血流が少なくなり、末端冷え症が生じやすくなります。
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